私がステンドグラス・パネルを作るときに一番難しいと思うのがフレームです。新企画のデザインを考えるときは、フレームのデザインや色合わせで1日以上は絶対に悩みます。
せっかくメイン（犬とか妖精とか）が上手くできてもフレームひとつで作品が台無しになることもあるので、毎回フレームのガラス選びには慎重になっていました。以前に書いたこの日記なんて、まさにそれ！
たかがフレーム、されどフレーム！フレームは、主役を喰わずに引き立てる大切な脇役なので、納得いくまで悩んで作り直します。
悩みに悩んだ末、フレームを作り直す決心！
新企画のこのパネルのフレームを変えることにしました。やっぱり、見れば見るほど「うーーーーーん！」と思ってしまうから。
- 何かが足りない
- 華が無い
- 柴犬が引き立たない
- 全体的にバランスが悪い
- フレームの中に犬を入れてしまうと圧迫感がある
第二弾、ダックスで作ってみる
今回はダックスで制作しています。このフレームで満足できたら、柴犬でも制作しなおす予定です。このフレームでも満足できない時は、また制作し直します。今のところは良い感じ～でも、完成して光を当ててみないとわからないのがフレームの闇（いつも、最後の最後で「あちゃー！」になる）。
行程もいつもとちょっと違いあり
今回は背景に透明ガラスを入れないので、いつもと作業工程が違います。たぶん、ほとんどの人は気にしないような事なのもしれませんが、より綺麗な仕上がりにしたいため、私なりのこだわりです。
犬の部分を軽く半田溶接します。
型に綺麗にはまるようにフレームをはめ込んでいきます。
テープ(コパーフォイル）を巻くと、その厚みで型にはまらなくなることも多々あるので、そのときは少しずつ研磨して合わせていきます。私は、半田のラインをあまり太くしたくないので、隣のガラスとの隙間ほとんどありません。なので、再研磨がけっこうありました。
明日には完成予定です！でも、問題が・・・5ピースも増えてしまった(~_~;)
犬の似顔絵ステンドグラス・パネルは、こちらでオーダー受け付けています。
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